工学的宗教の時代

信じない者こそ救われる。アンチスピリチュアル系の新宗教ブログ

北朝鮮的宗教

北朝鮮では、党や内閣の所管する人民経済の他に、金王朝が自由に使える宮廷経済が存在します。宮廷経済の原資は、外貨や国民から搾りとったお金です。この宮廷経済の割合は、北朝鮮経済全体の6割にも渡ると言われています。だから、国民はガリガリで金王朝だけが太っているのです。

北朝鮮の宮廷経済の使い途は、金一族や取り巻きの贅沢三昧だけでなく、部下の忠誠心を高めるためのプレゼント政治にも利用されています。この一部の幹部だけが贅沢三昧をして、会員が貧しいという図式はいくつかの教団とそっくりですね。

寄付金、御供養、献金(ドネーション)、財務、植福と名前は違えどやっていることは同じです。もちろん必要経費であれば問題ありません。しかし、霊感商法で金を巻き上げたり、中には献金額でランク付けしてステータスを与えたりというあきれた教団も存在する有り様です。

私は、信者や会員が貧しく不幸な一方で、教団幹部だけが贅沢三昧で豊かであるという状態は、その教団にとって恥ずかしいことだと思います。それは、北朝鮮が国際社会にとって恥ずかしいことであることと一緒です。なぜなら、それは指導者が無能であり、教団の教えに力が無いことの証だからです!

健全なビジネスであれば、企業の提供する製品やサービスが顧客を豊かにし続ける限りその企業はは繁栄するというのは自明の理です。一方、詐欺商法であれば、顧客からできる限りの金を搾りとって目先の利益を得ます。故に、詐欺商法は持続可能なビジネスではありません。

しかしながら、自らの教えや実践に何の効果もない、または害悪すらあるととっくの昔に気付いていながら、会員や信者から金を巻き上げ続けている教団が悪びれることなく生き残っています。

組織の問題と教団が説いている教えや実践は分けて考える必要があります。教えや実践は優れていても組織がダメな教団が存在し、一方で組織としては良心的でも教えや実践がダメな教団が存在します。多くはどちらもダメです(笑)。

どの教団も一つとして人々のニーズに応えることのできる製品やサービスを提供し、会員をより豊かに、より幸福にしているところは無かったのです。私たちノーイングネステクノロジーの運動は、効果もなく害悪すら与え、人々を不幸にし被害者をつくりだす宗教には全て退場してもらうためのものです。否、撲滅すべきです!