工学的宗教の時代

信じない者こそ救われる。アンチスピリチュアル系の新宗教ブログ

宗教が宗教である証

宗教が宗教である所以は何でしょうか?それは、ずばり「ミラクル(奇蹟)」です。宗教には多かれ少なかれミラクルが伴うものです。ミラクルなき宗教は死んだ宗教であり、役立たずの宗教です。

ミラクルと宗教は切っても切り離せないものです。ミラクルは、宗教によって「お陰」や「功徳」や「御守護」などと呼ばれています。ミラクルこそ生きた宗教の証であり生命線です。

人智をもって計り得ない現象をミラクルと言います。ミラクルは非科学ではなく、起こるべくして起こる当然の原理があります。ただ、現在の科学知識をもって解明できないだけです。一概に宗教的現象を迷信視する人は科学迷信に陥っているといえます。

一般の方は、ミラクル(奇蹟)といえば、滅多にないもの、常識ではあり得ないものとして驚くものです。しかし、世界には奇蹟でないものはありません。

例えば、土の中に花の種とスイカの種を植えたとします。同じ水と空気と日光そして養分を得ながら、なぜ一方は一輪の花となり、もう一方はスイカの実となるのか、その原理は説明できません。なぜ、種の違いでこれだけ大きな差が現れるのか、誰にも説明できないのです。

また、母親の母乳を飲んで育つ赤ん坊は、母乳がどうやって血液へと変化するのか、その原理は現代科学では説明できません。

人間は鈍感で、慣れてくるとそれを平凡視してしまうものです。そして、他に類を見ない、また常識で計ることのできない現象が現れたとき、それを奇蹟だと言って驚いています。しかし、眼を凝らせば世界は奇蹟に満ち溢れています。

奇蹟はめずらしいもの、滅多に生じないものではなく、現に今、一切の存在がミラクルの原理によって生じているのです。